前職では、建築家のアトリエ設計事務所に11年間所属し、コンペから実施設計・工事監理まで、公共・民間を問わず幅広く担当しました。そうした中で、建築のスケールや難易度によって、個人がカバーできる範囲内で作れるものと、組織として取り組むべきものとの差を感じるようになりました。また、自分の能力を高めていく環境として、世界により広く開かれ、多くの人との交流を通して成長できる場を求める思いが強くなりました。そこで、設計と施工の多様な専門技術者が集まる成熟した組織として鹿島建設に強い関心を持つようになりました。
現在私は、建築設計プロセスの中で、デザイン品質の提案と顧客へのプレゼンテーションを集中的に担当するグループに所属しています。具体的にはコンペや実施設計案件のデザイン・デベロップメント作業を行っています。CGや模型を用いてラフスケッチし、チーム内で議論して案を発展させながら、ビジュアルデザインの品質を高める役割です。また、顧客に対して計画の意図を伝えるという役割もあります。設計コンセプトを先鋭化し、模型やパース、アニメーションなど、視覚表現のプロフェッショナルたちと協働し、建築の魅力をクリアかつ印象的に伝えることに努めています。
入社して何より素晴らしいと思ったのは、設計に取り組むための環境が素晴らしく整っていることです。とりわけ広範で豊かな人的環境に感心します。まわりは優秀な方々ばかりで、繁忙な中にあっても真摯に仕事に取り組む姿勢に、誠実な企業風土が感じられます。また、次から次へと様々な規模や地域、用途の建築に関わることができることは常に新鮮であり、非常に魅力的です。
現在担当しているプロジェクトは、どれも都市景観を形成して行く上で重要なものばかりです。明日の街づくりの一端を担っている、という自負と責任感は仕事の上での強いモチベーションになっています。仕事をする上で、何より重要だと感じるのはコミュニケーション能力です。多様な経験と技術とを持つ社内外の人々との双方向的な協働の中で、質の高いコミュニケーションを重ねていけるかどうかに今後の成長や発展への鍵があると感じています。